2026-06

考察

白が灰に変わる時

白は淀みない色。汚れなき、澄んだ色。それを帯びていたサルマンは、中つ国を見守る”イスタリ”の一人だった。そして、イスタリの誰よりも強く、賢明で、ガンダルフにとっては良き相談相手だった。もともとマイアだった彼は、イスタリとして中つ国に派遣され...
考察

手放した先にあるもの

様々なものに執着を抱くことは、時として己を明るい未来へと導き、また時として己を破滅に導く。そうした執着を手に入れては手放していくことで、人生は進んでいくもののようにみえる。おそらく、ビルボはそうだったと思う。彼自身は若い頃、自分の穏やかな暮...