エルフの人間味あふれる有り様は、何年経っても私の心をくすぐって離さない。
そのきっかけとなったのは、やはり“彼”だろう。
「指輪物語」を読み終えた私は、次に「ホビットの冒険」に手を伸ばそうとした。
だが、それ以上に心揺さぶられたものがあった。
それは、後に私の中で特別な位置を占めることになる「シルマリルの物語」だった。
そもそも神話をこよなく愛する私が、壮大なる創生と光と闇の戦いの物語を、見過ごすわけがない。
迷うことなく「シルマリルの物語」を読み始めた私は、その膨大な物語に圧倒されるも、ページをめくる度に期待に胸を膨らませながら、文字を追っていた。
いくらか章を読み進めたところで、私はある人物に目がとまる。
いわゆる“彼”は、なんとなく、誰かに似ている気がした。
当時は誰に似ているかはっきりとはわからなかったが、後々判明することになる。
そして、見事にハマった。
これだけ長い間トールキン世界を見てきて、いまだに感動し、共感してしまうほどに。
“彼”のことは、長く長く書き連ねることになると思う。
それでもいい。むしろそうしたい。
“彼”のことは、いくら時間があっても足りないくらい、語るべきことが残っている気がしている。



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