昨日はホビットのことを書いた。
何度も言うが、ホビットの暮らしは魅力的だ。
のどかで、何者にもならない、それでも有意義な暮らし。
ただ、ふと思い返すのは、あの崇高なエルフの、少し汚い部分だ。
彼らは美しくしなやかで、かつ猛々しさも兼ね備えている。
だが、怒り、憎しみ、悲しみに駆られ、戦を何度となく繰り返し、欲望にもまみれていく。
そこに、人間らしさも感じる。
間違えたとわかっていても、引き返せないところに。
ホビットの暮らしは人間の理想を描き、エルフの有り様は人間の現実を描いている気がする。
だからこそ、ホビットに憧れ、エルフに共感するのだろう。
とはいえ私は、どちらが人間らしいかと答えを出すつもりはない。
どちらも人間であって、人間とは非なるもの。
人間の有り様を切り取った、映し鏡のようなものなのだろう。




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